広い視野で「働く」気持ちをもて

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「普通」という言葉に縛られることなく、広い視野で「働く」ということについて考えてみてほしいと思う。さらに、私の経験から言えるひとつの教訓がある私は今の会社を始めてからしばらくして、みずからにはCEOとして重大な欠陥があることを知った。
それはリーダーシップがないことだ。会社を経営するということが、どういうことなのかをしだいに理解してくるにつれ、わかってきたことだったが、それがわかったところでっくつみずからにないものはどうしょうもない。
やる気のない人が発揮しようとしても発揮できるものではない。そこで私が考えた苦肉の策は、その役割を人に託すことだった。幸いわが社には、リーダーシップのある社員が多い。頼りない社長に頼っているわけにはいかない、という心理が働くのかもしれない。

リーダーシップを発揮

とくに、副社長の中川智尚という男は、抜群のリーダーシップを発揮する人間だ。だから、私のやることは、リーダーシップのある人がリーダーシップを発揮できる環境をつくることだと思い、それに徹することにした。
要するに、私の器では、一人単位以上の会社のリーダーシップはとれないというこ1OOとを認めてしまったのである。私の号令では、社員は動いてくれないのだから仕方がない。一回認めてしまうと、とても気が楽になった。言いたいことがあるときは、中川氏の口を借りて伝えてもらうのである。だから、私はよく彼に怒られる。「社長なんだから、そのぐらいはみずからでやらなければいけないんじゃない?」というわけだが、「頼む、今度だけはやってくれ」と言うのが常だ。しかし、社員のひとりはそんな私について、「社長は社内の空気をつくっている感じで。

社員に甘えていよう

その中でみずからたちはやりたいようにやっている」と表現してくれた。こういう社員に固まれているのだから、実に幸せだと思っている。ものではなく、ただ苦手なだけだ。私に言わせれば、空気をつくっているなどとんでもない話で、そんなにイメージのいい。若いころ驚くほどモテなかったので、とくに女性とのコミュニケーションには臆病で、自社の女子社員に声をかけることができるようになるまでに五年もかかったほどである。

大勢の人を前にした講演会などで話すのは、だいぶ慣れたが、苦手なのはパーティーである。一人に名刺を配ろうと目標を決めて行っても、5人ぐらいにしか渡すことができ手れこうなったら、気をつくっている」と、初対面の人でもすぐに友だちになれるのに、私はそれができない。「空やはりリーダーシップをとるのは、あきらめたほうがよさそうだ」と社員に甘えていようと思う。

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